護誠の館長は、実は、家族から一度たたき出されたことがあって、もう関係を修復するのは、無理だなって思ってた時期があるんです。原因?、聞きますか、原因。 それはね、家より仕事に大きな責任感じてたからか~な。かっこつけても、なんちゃない、アホやったんです。ただ、離婚中も別れた妻は、子供達とスポーツチャンバラすることだけは、許してくれました。週に一度、決められた時間に子供たちを誘いに行って、決められた時間に連れて帰る。また来週なっと子供達に手を振る。そんな日々を続けてました。だんだん、離ればなれの子供達と同じスポーツをすることに喜びを感じて、勝った負けたじゃない、同じ空間で同じルールで同じ道具で同じ師に学ぶ、おれは何をしてたんだって反省しきりのスポーツチャンバラ、別れた奥さんが、こうなることをわかって、別れた旦那に子供とスポチャンさせたのなら、ヤツは、きっと女・諸葛亮孔明だったんだな。でも今は、僕の最愛の後妻さんにして、紀州護誠館 風ノ今吹衆の指導員さんです。
さて、そんなこんなで、紀州護誠館 今吹衆は、家族の絆がポリシーです。家族と一緒にスポーツを楽しむ。勝ち負けなんか関係ない。サバイバルで、娘がパパを必死に応援する、息子がオヤジに背中にこっそり近づいて、大笑いして、父親を切り捨てる、よその子に必死に技術指導するおとん、自分の旦那の身代わりかと思うくらい思い切りよその旦那に打ち込むおかん、今吹衆の練習風景は、芝生の公園の風景、家族が楽しければ、それでいい。パパが仕事で忙しかったら、よそのパパと楽しめばいい。道場の敷居をまたいだら、パパはみんなのパパ、だけどママは違うぞ!ここが世のことわりよ。パパ達は、獲物の狩り方を教えるつもりで、道場の敷居をまたぐ。しかし、ママ達は我が子の成長と他のママとのコミュニケ-ションのため道場の敷居をまたぐんだ。ここは、そんな道場でありたい。