いよいよスポチャン水滸伝が始まる。元はといえば、ある大会の設営に京都の大学生チャンバラー達に多大なる協力をいただき、なんとしてもお返しをせねばと、護誠の館長は、壊れた頭で考えたわけでさぁ。メシを喰わしたところで、極々僅かな時間、奴らの胃袋の穴埋めをするだけだし、酒に至っては、こやつらを満足させたらこっちは破産する。そこまでの恩はない。そこで、護誠の館長は、スポチャンで得た恩は、スポチャンで返すことに決めた。但し、こちとら、確固たる左半身不随の障害者!他人のふんどし奪ってでも相撲を取る、いやぁ~ん。信条は、他力本願!これでこそ、立派な障害者、幼少から柔道を嗜んだ護誠の館長の得意技は、今も昔も「疲れたふり」と「丸投げ」さ。なんて立派な前置・・・。
この度、2016年8月7日に護誠の館長が声を掛けた道場の先生の元で懸命にスポチャンの練習に励む中高生チャンバラーに京都の仏教大学に集結いただき、大学生達と合同練習をすることにしました。その名前が「スポチャン水滸伝」、建前は、チャラチャラ、スポチャン練習と称して遊んでばかりいる大学生チャラチャラチャンバラーどもを、道場で必死に稽古する中高生チャンバラー達が成敗しに行く!っということになっている。
なので、京都に向かう車は、梁山泊号!これには、ヤトー館と刀流館、そして紀州護誠館がこれに乗って、京都に攻め込むストーリーになっている。
で、第一の本音は、大学という場所でスポーツにせよ、勉強にせよ、仲間達と集う大学生の楽しげな姿を、中高生チャンバラーに見せつけ、彼らの向上心を発火させること。第二の本音は、中高生チャンバラーの中には、小学校のランドセルを背負う前にエアー剣持たされ、チャンバラ練習してきた者もいる。まだ数ヶ月しか練習していない大学生のチャンバラ技術開発意欲に灯をともすこと、第三の本音は、次世代のスポーツチャンバラリーダー達のコミュニケーションをよくして、仲間意識にぼうぼうに炎をあげること! なので、練習あとのピザ交流会はめちゃめちゃ大事ないベント、護誠の館長は放火魔である。
さあ、年齢とは関係なく自分に持ってない技術を持ってるチャンバラーを心中で師と仰ぎ、自分に持ってないゆとりを持ってるチャンバラーを先輩と慕い、互いの良いものでしのぎを削って真剣勝負する、その名をスポチャン水滸伝という。
京都に攻め上る若武者達どもは、先ずは、我らが、紀州護誠館の弥次さんと喜多さん、続いてヤトー館の金角銀角、切り札の刀流館三銃士の合計七人の侍、頼みの柏原高校スポチャン部十三人の刺客は、大学の急な場所変更のため、援軍叶わず、迎え撃つ大学生チャンバラーは、京都見回組二十五人衆、いざ、尋常に勝負!
いざ、関西のスポチャン若武者ども、我ら、共に学ばん!
護誠の館長は、この企画の発起をもって、立命大学生チャンバラー植田杯の設営協力の恩返しとする。