高松の本部講習に行って参りました。

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スポーツチャンバラの基本理念である自由と公平、そしてなにより安全について、認識を新たにしました。実は、和歌山で、スポチャンの道場を作った2012年から三度目の本部講習参加です。そのたびに基本理念の認識、特に安全については、各論や、形式論でなく、本筋を見極める必要性を大先生は、諸先生方にお問いになられます。

大先生は、おっしゃいます。「んな振り方がダメ、どこを握ったらダメ、というダメケースの話しじゃない、この間合いで、更に深々と突きをいれる選手が問題でもない、そこまで突かないと何の判定もしない審判がいるから、選手は、ダメな審判の判定を得るために、確実にあたる間合いで深々と突きを繰り出すんだ。選手のケガは、選手の未熟さだけが責められることでない。審判の未熟こそ、責められるべき事」、という話しに、護誠の館長は、認識を新たにしました。

とはいえ、審判として、寸止めの槍に一本を言い渡すには、相当な熟練の目が要ります。そもそも寸止めの穂先を目で追いかけると選手の手元で起こる反則に気がつかない。う~ん、大先生!槍の審判って本当に難しいな。一人では、長槍の審判はできないのかも・・・。副審というより、一人穂先を見て、二人は各選手の手元を見てないとちゃんとした審判ができないということなんでしょう。槍は、審判の連携もよくないとダメなんだな。寸止めの合議ってちゃんと再判定できるのかな。不安だらけの審判試験でしたが、大先生が本質の危険お話しをして下さった事と教材となってくださった先生方が熟練されていたおかげで、打突試験前に感じた不安は、その試験場には存在しませんでした。安心して試験を受けたので、合格です。でも、これが未熟な選手の試合で、審判して、うまくいくのだろうか。自分の判定に対する不安はどこまで行っても終わらないんだけど、安全に試合をさせる自信は揺るがない、近い間合いの投げ剣や、振り剣は、うちの門下では一人もさせない。護誠館杭ノ瀬衆では、異種の練習をしながら、相手の安全を常に意識する子に育てよう、今回の本部講習では、今まで以上にそう思う気持ちが強くなりました。有り難うございました。

2016年7月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : humishiotakashima