世の中には、どうしようも無くかっこいい男がいます。・・・表題の如しと呼ばれた天才革命児、高杉晋作さんが、頭領にとっては「どうしようも無くかっこいい男」です。この人とにかくめちゃちゃで、領事館を焼いちゃったとか、将軍様を野次っちゃったとか、5回も脱藩しちゃったとか、奇兵隊作っちゃったとか、80人で15万人にケンカ売りに行っちゃったとか、事実確認は後回しにしても、めちゃめちゃにおもしろい生き方します。晋作さんは、師匠の言いつけを守って「狂ってみた」弟子の一人です。師匠もまた、何よりもおもしろい、幕末好きの頭領ですが、近藤さんも龍馬さんも西郷さんも慶喜公も大好きだけど、晋作は、とっても憧れます。・・・なので、若き日の頭領も発すれば風雨の如しを決め込んで、トラブルの臭いがする度に走り出していましたが、局長からは、「便利なヤツ」と言われ、局次長からは、「話題の多い人だ」と言われてました。勿論、どちらも否定的な意味です。頭領自身には、結果をいつも出して来た自負はありますが、組織的には、頭領は、問題児でした。晋作みたいには成れません。だから今の半身不随の体は、周りとうまくやるにはちょうどいいんです。
晋作さんの発したであろう言葉の中で好きな言葉があります。「人間、窮地におちいるのはよい。意外な方角に活路が見出せるからだ。しかし、死地におちいればそれでおしまいだ。だからおれは困ったの一言は吐かない。」晋作さん・・・、後世の人が簡単でかっこよくに覚えることが出来るように四字熟語かなんかで、きれいにまとめてくれたらいいののに・・・。頭領、この言葉に支えられて、だめだ、と思う状況を楽しむようにしてます。みっともなくても、不細工でも、格好なんか気にせず、「悪」が付こうと、必死にあがきます。
さぁ、今吹衆!あがいてあがいて、どうやったら下手くそな自分を脱ぎ捨てて、強い自分に成れるのかどう考えても解らない時もあきらめず、「困った」って口に出すな。楽しめ!晋作さん、一度も「困った」と言わず、たった一人で時代の流れを変えちまった。彼の生き様を手本として、自由に吹き渡る風となれ!