八風の第一の技 ー鎌風(かまかぜ)ー
体勢を極限まで低くして、脚を打つ技、剣を持ってない手を地面についても出来るだけ、更に低く、更に遠く、更にお早くとイメージする。低い体勢で相手の脚を打つ以上に如何に早く元の体勢に戻れるかが、この技の命となる。従って、相当の脚力がないと面を割られる結果になる。練習すべきは、早く元の体勢に戻ることの方が重大、頭領がこの技を学んだときは、暗闇で、相手の背後から近づき、アキレス腱を切り飛ばす技と教えられた。正に暗殺剣である。大げさに、足うちをするように見せ、且つ元に素早く戻る技術は、八風の基本形になっているので、この技は、非常に重要な技である。