6年ぶりにスポーツチャンバラの世界を見ると時代は変わったんだな~と思いました。この前、大阪大会にうちの子たちが出たいというので連れて行きましたが、まず、感じたのが、空手着の着用者がずいぶん減ったこと・・・。私が現役の頃は、着る物は自由ですっと言いながらも断然空手着の着用者が多かった。大阪大会前に、別の試合に参加したとき、すでに今吹衆以外道着を着ている者がおらず、この大会に向けて、慌てて、今吹衆Tシャツを作ったのですが,チームカラーがはっきりして、且つスポーティ、スマート感あふれてました。個人的には、道着着用したときのきりっとした感覚は、大好きなのですが、これはこれで、全体の統一感でなく、道場ごとの一体感が各々に出て、どうだ!屋内競技っ感じがでてました。
さぁ試合が始まれば、驚いたのは、基本動作審査の熱心なこと・・・。応援も、先生の指導も、びっくりです。私の師匠は、全然基本動作も型も後回しの師匠で、従って、今吹衆は、基本動作、ビックリするくらい下手くそです。それは、彼らのせいじゃない。彼らの師匠が基本動作を知らないから・・・。ひいては、師匠の師匠が悪いのです・・・。大晦日に朝から晩まで対戦しても、基本動作も型もあんまし伝授してくれなかったから・・・。いや、この弟子は、確かに型の覚えも悪ぅございましたが・・・。グチグチ言うのは止めて!さぁ、いいわけはぜず、これから、今吹衆に基本動作のちゃんとできる指導員を養成しようぉっと! ・・・おまえがせぃと・・・。人には向き不向きというものがござりんす。ひゅり~、ひゅるりらら~。
次に驚いたのは、対戦スピードが、この数年で、全体的に相当上がったのではないですか?と言うより、運足がかわった。かかとをつけない運足を使う者が相当に増えた印象です。私の修業時代、稽古した道場スタイルが、フットワークを使わない、「ベタ足」とは言わないまでも、空手で言う三戦立ちの前足が伸びた感じの静かな構えを多用してました。上半身は動いても下半身の動きは小さめの構えです。あのスタイルは、なんと呼べば良いのか・・・。ので、今吹衆も割とそのスタイルです。しかし、これじゃぁ時代に乗り遅れるか・・・。ついでに言えば、運足に合わせてか、エアー剣の空気のはり方も変わったんじゃないですか。僕の頃は、キンキンにして、痛いやないかいっわれ!て言われるほどキンキンにしてる者が多かった。河内なもんで・・・。この試合では,エアー剣がムチみたいになってたのが印象的です。だから早い早い。審判のご苦労もあちらこちらで見えました。フェイシングみたいにいずれ、機械判定せねば、ついて行けなくなるかも・・・。
なにわともあれ、スポーツチャンバラに対する考え方そのものを変えねば、っと反省し、覚醒し、試合の結果に肩を落として帰った一日でした。